新潟の日帰り温泉 宿泊「カーブドッチ ヴィネスパ」

ワイナリーリゾート

ワイナリーリゾート

 皆さんはカリフォルニアのナパをご存知ですか。定住人口がせいぜい数千人の町なのに年間数百万人のワインファンが訪れるところです。以前1975年に訪れた頃にはワイナリーは全部で20軒あったでしょうか。それから40年余。現在では大小300軒以上のワイナリーがひしめき、レストラン・ホテル・スポーツクラブ等もたくさんあります。100km程離れた大都会のサンフランシスコのみならず、今や全世界のワイン好きが訪ねてくるところとして有名です。この40年余にワイン作りに参入してきた人々のそれ以前の職業がまちまちなのも特徴的です。知る限りでも、元歯医者さんがいたり、元高校の教師がいたり、あるいは料理学校の経営者、著名な元映画監督もいます。もちろん本場欧州でワイン作りをしている会社が支店を出したりもしていますが、ほとんどは全く別の世界からぶどう畑作りワイン作りに第二の人生を賭けるべく入ってきた人ばかりです。わずか数十年での変わり様は「ナパの奇跡」とまで言われています。

 このナパに大いなる刺激を受け、イタリアを始め二千年も前からのワイナリー地帯の欧州各地に変化が出てきました。ひと言で言えば「滞在型ワイナリー群」の出現です。都会の人々がストレスを癒しに車でやってきて、滞在・体験するところがワイナリー地帯であるというわけです。

 何がそんなに人々の心を捉えるのでしょうか。きっとそれは古来からのワイン作りの手法と関係があるのではないでしょうか。ワインを作る人はまずぶどうを育てます。それもたくさんのぶどうを。かなり大きなぶどう畑ゆえに、必然、都会からは離れた場所となります。公共の交通手段の及ばないアクセスが不便な地勢ですが、マイカーの発達した現代、それはとりもなおさず心落ち着く田園地帯となります。訪ね味わう対象がワインというお酒ですので、行ってすぐ帰るという訳にはいきませんから、レストランやホテルが付随してできるという訳です。

 今から20年前に開いたカーブドッチワイナリーも次々と仲間を増やす運動をしています。2006年に2軒目の「フェルミエ」が隣りにでき、続いて3軒目の「ドメーヌ・ショオ」、4軒目の「カンティーナ・ジーオセット」、5軒目の「ルサンクワイナリー」と、今では個性的な5つのワイナリーが隣接するワイン地帯となりました。

 2009年には3年がかりで1000m以上の深い温泉を2本掘り、泉質の異なる源泉をを持つカーブドッチヴィネスパがオープンし、日帰りのお客様にもお泊りのお客様にも楽しんでいただけるようにもなりました。

 かつてカーブドッチ創設期にナパを訪れた折に見た、ホテルのマントルピースに刻まれた言葉を思い出します。「Stay with us, and listen to the grapes grow」夏なら一日に10cmも伸びるぶどうのツルですから、ゆったりとした気持でいればぶどうやワインと対話できるんですね。どうぞ「この地にとどまりて、ぶどうの伸びる音に耳を傾けよ」を体験してください。

copyright © cave d'occi vinespa